編集部ブログ

2012年02月19日

一行コピー:「い~明治、アップ!」

 明治大学が3年連続で、一般入試志願者数日本一を達成しました。箱根駅伝での躍進や、サッカーの長友佑都選手をはじめとする卒業生の活躍も、大学のイメージアップに貢献したことでしょう。

 今回はこの話題をめぐり、「かくて早稲田は敗れた」と題した記事で、日本一奪還を期待されながら果たせなかった早稲田大学の困惑ぶりを取り上げました。ちょっと辛辣に過ぎるかな、とも思うのですが、記事を書いた編集部員はこう解説します。
「早稲田の悪口には需要があるんです。慶応の卒業生は3人寄れば、三田会を作りますが、早稲田の卒業生は3人集まると、母校の悪口大会を始めると言われています」

 ふーん、だれもが認める私大の雄なのに愛校心はないんだね。そう言うと、あわてて釘を刺されました。
「違います! 母校を愛していないわけでなく、だれよりも出身大学を誇りに思っているからこそ、『ダメダメ、全然、慶応には勝てないよ』『明治のほうが人気だよ』と、嬉しそうに言うのです。だから伊藤さん、ここで間違っても、そうだよねー、とあいづちを打ってはいけませんよ」

「3人寄れば~」の小話は明治大学の学生から教えてもらったそうですが、早稲田との併願者が多い明治では、
「3人寄ると、自分が早稲田に落ちたという話を始める」
 と言われているそうです。自分たちの大学に自信がなければ、こういう一見、自虐的なもの言いはできません。アエラでは2年前、『明治大学、私のプライド』 というムックを出しましたが、明大生の謙虚で明るい、いい意味でのプライドの高さが、イメージアップの原動力なのでしょう。

 ちなみに、明治大学からスタートしたこの大学ムックシリーズ。今月16日には8冊目となる『西南学院大学 by AERA』を発売しました。私も編集にかかわりましたが、誌面に登場する卒業生からは、押しつけがましくない、でもじんわりとした愛校心が感じられました。若いときに自分のアイデンティティーの核になるような「○○大学出身」という帰属意識を持てること、卒業して何十年たっても母校の話題で盛り上がれること。それってなんだかいいことだなあ、と思うのです。

 ちなみに、上記の小話には、
「東大卒は3人寄ると、センター試験の点数を競い合う」
「上智卒は3人寄ると、英語で話し始める」
 ......などいろいろなバージョンがあるそうです。みなさんの出身大学は、どうでしょうか?

副編集長 伊藤隆太郎

一行コピー , 伊藤隆太郎

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