頑張れアエラ

2009年02月23日

京都 烏丸三条・大垣書店

編集部 福山栄子


「『がんばれアエラ』って、アエラもそんな取材にくるとは、ヤバイんちゃいますかって。現場スタッフに聞いたらそう言ってましたよ~」

と、大垣書店の烏丸三条店店長・梅垣直茂(うめがき・なおしげ)さんに、笑顔でいきなり強烈パーンチをいただいた。

お店は京都市内の一等地、2本の地下鉄が交差する烏丸三条駅の上にある。

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1942年、京都で創業し、現在、百貨店の中から郊外店まで様々なスタイルで22店舗を展開。売り場面積の総計は京都一だという大垣書店が、ここに「旗艦店」として烏丸三条店を出したのは、6年前のことだった。

当時はビジネス街で店も少なく、「あんなところに出して大丈夫なのか」という声が強かったというが、いまではファッションビルやブランド店が並び、近くの河合塾をはじめとする学生さんの御用達に。おかげで、当初は予想もしていなかった参考書とコミックの売れ行きがいいという。確かに隣の大きなスターバックスは、ノートや本を広げた若者であふれかえっていた。

AERAは、入ってすぐ右側の雑誌コーナーにある、はずだったが......。

「今週は、珍しく、すぐに売り切れたんですよ。いつもは22冊仕入れて、ちょうど1週間でなくなる、という感じなんですが」

表紙のオバマ大統領効果だったんでしょうか。

お店の入り口左側にはずらりと女性誌が並んでいるため、女性がたくさん立ち読みをしていて華やかな印象だ。オフィス街なのでビジネス書を充実させてきたつもりだったが、

「サイン会のために来て下さった勝間和代さんには、『ぜんぜんビジネス書に特化してない』と言われて......。まあ、特にこちらから訴えかけるよりは、お客様に安心してじっくり選んでいただけるスタンダードな品揃えを心がけています」

売り場面積は約200坪、蔵書はコミックや文庫を除いて約10万冊。文具も扱う。

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梅垣さんのほか、社員6人とアルバイト約50人でシフトを組んでいる。スタッフのお薦め本コーナーや手作りのPOPなどが目を引くが、全体としてはシンプルな店作りをめざしているそうだ。

アエラの印象は、

「誰が読む雑誌なんやろ、と。スタッフの間でも、今週のダイヤモンドで、とか東洋経済で、という話にはなるけど、AERAで盛り上がることはあまりない。特集が、誰に向けて書かれてるのかがわかりにくいですね。むしろ週刊朝日の方が興味本位という目的がはっきりしている。逆に言うと、週刊朝日は広告によって買う人が違うけど、アエラは決まった人が定期的に買っているという印象です」

そ、そうですか。

「雑誌は生鮮食品と一緒で、生き物みたいなものですから、鮮度が落ちると店全体の売り上げも落ちる。雑誌には元気でいてもらわないとねえ。いろいろ休刊が続いてますが、お客さんから『えーっ』といわれたのはローカル雑誌の『エルマガ』くらい。皆さん、シビアですよ。あと、アエラは変なコピーもやってますやろ。あれも、誰に言ってるのやろ、と......」

いやー、終始、笑顔でストレートなお話、たいへん勉強になりました。

どうもありがとうございました。


大垣書店 烏丸三条店
住所:〒604-8166 京都市中京区烏丸通三条上ル 烏丸ビル1階
電話:075(212)5050
営業時間: 平日土 午前9時30分~午後11時 日祝日 午前10時~午後10時


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