シネマ食堂

2009年02月06日

「耳をすませば」/鍋焼きうどん

20090209_cinema.jpg
フードスタイリスト 飯島奈美


冷え込む夜に
恋しくなる一品
濃厚な卵楽しむには

春に向けて、進路に頭を悩ませている学生さんも多いことでしょう。中学生のときにこの映画を見ていたら人生が変わっていたかも、としみじみ感じるのが、「耳をすませば」(1995年、日本)。原作は柊あおいさんの漫画です。

読書好きの中学生の月島雫は、図書館の貸し出しカードにいつも先に名前があった天沢聖司が同級生と知る。彼はイタリアに渡ってバイオリン職人になる夢をもっていた。

中学生のときに将来やりたいことを見つけるのは難しいもの。バレーボールに明け暮れていた私も、料理を仕事にするなんて思いもしませんでしたから。とりあえず高校進学を勧めて選択肢を広げようとするのが親心でしょうが、聖司のおじいさんのように、同じ目線で迷いを受け止めてくれる大人がいたら、心強いですよね。

暖炉を背に、おじいさんとすする熱々の鍋焼きうどんは、冷え込む夜に恋しくなる一品。うどんは表示通りにゆでた乾麺や生麺を使っても。シンプルな料理だけに、卵の半熟具合や黄身を崩すタイミングにこだわりが出るでしょう。濃厚な卵を楽しみたくて、つゆを別の皿に取って減らしてから黄身を崩すのは、私だけでしょうか。

◆レシピ
2人分
冷凍うどん 2玉
海老の天ぷら 2本
ほうれんそう 1/4束(ゆでて水気を絞っておく)
にんじん 1/3本(薄切りにして型で抜く)
ねぎ 1/3本(斜め切り)
かまぼこ 4切れ
卵 2個
 だし汁 700cc
 うすくちしょうゆ 大さじ1
 みりん 大さじ1
 塩 小さじ2/3

1
すべて半量で1人分ずつ作る。土鍋にだしと調味料を熱し、うどん、にんじんを加える。

2
麺がほぐれたら卵を割り落とし、ねぎを加えてふたをする。卵が半熟になったらほうれんそう、かまぼこ、海老天を飾る。

映画 , 耳をすませば , 鍋焼きうどん , 飯島奈美

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