松本佳子[業界コンフィデンシャル]

2009年08月04日

芸能界は甘くない/独立したいなら手順ってものがある

芸能界の甘くないルールをまざまざと見せつけられた。

先月25日から26日にかけて放送された「FNS26時間テレビ」のエンディングで、総合司会の島田紳助さんが、羞恥心の野久保直樹クンの「クイズ!ヘキサゴンⅡ」降板を発表した。最近、テレビで見かけなくなったと思っていたが......。

発端は4月20日、彼自身が新しく立ち上げたブログ。「突然ですが、今年の4月1日より(略)《独立》しました!」と堂々宣言した翌日、所属事務所が独立を否定、ブログは閉鎖された。

そして3カ月。唯一のレギュラー番組も降板となり、事実上の引退か!? ファンにとっても彼にとってもかわいそうだが、彼は世間を甘くみすぎた。芸能界だけではない、どこの世界だって独立するなら準備と時期というものがある。そこそこの大物だって独立後数年はまったく仕事ができなくなったり、もとの事務所に頭を下げて出戻ったりするケースもある。彼ひとりの力で売れたわけではない。恩とか義理とかをなによりも大事にしないといけない世界なのだ。

普通の会社でも、仕事を覚えて一人前に育つまで、手間と人とお金がかかっている。仕事を覚えたので、この仕事は明日から個人でやらせていただきますじゃ道理が通らん。私なんぞの世界ですら、フリーになってすぐは独立前の仕事をしないのがルールだもん。

紳助さんは「(野久保クンは)勉強のために旅に出るので、ヘキサゴンをちょっとお休みします」と話したが、彼の座る芸能界のイスは二度と空かないかもしれない。

「納得した生き方をしたい。誰に何を言われようと、後悔したくないから」。彼はブログにそう綴っていた。大きな夢を見て、突き進んでしまった彼の気持ちもわかるが、まだ間に合うなら頭下げて許してもらいなよ。ってレベルじゃないところまでいっちゃったんだろうな、もう。

島田紳助 , 羞恥心 , 野久保直樹

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