松本佳子[業界コンフィデンシャル]

2009年08月11日

ハリウッド顔負けの押尾の逮捕劇/どこに不満あったの?

押尾学容疑者の逮捕劇は、彼が憧れていたハリウッド映画さながらのスキャンダラスな展開を見せている。

遅い夕食時に飛び込んできた第一報には耳を疑った。麻薬取締法違反で逮捕と聞いただけでもびっくりなのに、変死体まで出たという。

ヘンシタイ......あまりに現実感のない単語に「私の好きな2時間ドラマじゃないんだから」って笑いとばそうとしたが、電話の向こうはいたってまじめだった。ITバブルのシンボル・六本木の超高級マンションの一室に、不法薬物と裸の美女の変死体。主演は押尾学──って、やっぱりサスペンスドラマの世界でしょ。

結婚直後、押尾夫婦のマンションを張り込んだことがあった。目ざとく私たちを見つけると、「オレを張ってても、(浮気とか)何もでないよ」と声をかけてくる気さくな兄ちゃん。意気投合した男性記者などと連絡先を交換するような一面もあった。

とにかく彼はかっこよかった。帰国子女で、英語ペラペラで、ブラジルにサッカー留学経験もあって、東大も受かったけど蹴って......これはどこまでが本当かわからないが、ずっとモテモテだったのは本当。俳優になりたかったわけではないのに20歳であっさりデビューし、順調に出世してきたのに飽きたとばかりに前の事務所と契約解除。

後先考えないヤンチャな彼をけなげに支えたのは矢田亜希子ちゃん。CM女王と言われたのにすべてをなげうち、周囲の反対を押し切って結婚、子どもも生まれた。食わせていかないと、と決意した押尾容疑者は、あっさり大手事務所と契約し(通常はそんなあっさり契約できない)、最近も映画の仕事が3本も入っていたという。どこに不満があったというのだ。

彼の不幸は、重なり続けた幸運を実力と勘違いしたことだ。自身の逮捕劇を代表作にするなんて、ハリウッドも顔負けだよ。

ハリウッド , 押尾学 , 素顔

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