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油断大敵な大阪滞在
油断しました。
今、『蛮幽鬼』の大阪千秋楽に向かう新幹線の中です。
この連載はいつも水曜一杯に原稿をあげ、それを編集部に送ります。木曜日に校正をもらってチェックし返信して、木曜日中にサイトにアップするというのが通常の進行です。
僕か編集部どちらかの都合で、アップが多少遅れることがありますが、基本的にはそういうスケジュールで進んでいる。
今日は水曜日。夜は予定が入っているので、移動中の新幹線の中でこの原稿を書けばいいと思っていました。
移動時に使っているノートパソコンのバッテリーがフルに充電されていないことは、昨日の夜の荷造りの際に気づいていたのですが、前回新幹線に乗った時にグリーン車の座席に電源のコンセントがついていたので「まあ、大丈夫だろう」とそのままカバンに詰めてしまった。
そして、今、新幹線の中です。
残念ながら、座席にコンセントがない。
すっかりあてにしてたので、焦りました。
古いタイプの車両だからでしょうか。むしろ座席にある方が珍しいのかな。まあ、そんなことはどうでもいい。
油断しました。
こんなことなら夜のうちにちゃんと充電しとくんだった。
今は、このすでにバッテリー残量が半分を切っているパソコンで、どこまで原稿が書けるのか。
頑張れ、俺のAirMac。いや、頑張るのは俺か。ぼんやりしてる暇があるなら、キーボードを叩け。
と、いうわけで、気を取り直して本題です。
『蛮幽鬼』の公演もいよいよ大詰めです。
東京と大阪の大きな違いは、大阪には花道がないこと。
東京公演を行った新橋演舞場は、歌舞伎の公演に使われることもあり、下手側に花道がしっかり作られています。客席をつぶせば上手側にも花道を作ることができる。ダブル花道は、『アテルイ』という芝居の時に使わせてもらいました。市川染五郎丈演じる北の民族・蝦夷の長アテルイと堤真一氏演じる大和朝廷の征夷大将軍・坂上田村麻呂が両花道での名乗りのシーンは、新感線史上でも名シーンの一つに入るでしょう。
今回の大阪公演は梅田芸術劇場です。
普段は、東宝系のミュージカルなどがよくかかっている大劇場。こちらには花道がない。
なので、東京と大阪では出入りの演出を変えなければならない。
上下両脇の袖や客席通路を使って、うまくやりくりしていました。
客席通路を役者が駆け抜けていくので、臨場感は増します。役者が近くで見られるので嬉しいというファンもいるようです。
もう一つ、意外な効果をあげていたのが、盆の大きさの違い。回り舞台のことですね。
新橋演舞場より梅田芸術劇場の盆の方が若干小さい。
なので場面転換が、ちょっとだけ早いのです。
そのおかげで、東京と同じ段取りで芝居を進めていても、前のシーンの芝居が続いてるのに次の場面のセットが見えてくる。
フェイドイン、フェイドアウトのスピードが早くて、芝居の流れがより有機的につながってリズムがよくなったように見えるのです。
絵作りに長けたいのうえもその違いはよくわかっているようで、それを踏まえて、いくつか演出の変更もしていました。
回り舞台で去っていく時にあえて表情がわかるように東京の時と芝居の向きをかえたりして、前のシーンの芝居が観客の目に残るようにしながら、次のシーンのキャスト達が駆け込んでくる。余韻を残しながら次の場面に流れていくわけです。ちょっとした変更ですが、こういうのが効く。
舞台という限定空間の場合、感情の余韻が次の場面でも上乗せされてより強い感情のうねりになることがあります。この強い生の感情のうねりは、舞台、それもかなりうまくいったものでしか味わえないものです。
盆の大きさの違いで、印象がかなり変わるのは初めての体験でした。
これも舞台ならではの面白さだなあと、改めて思った次第です。
よかった。なんとかバッテリーが切れずに最後までたどりつきました。
(追記)
ホテルにチェックインして、この原稿をメールしようと思ったら、部屋のネットがつながらない。
フロントに問い合わせたら、ウインドウズ用のマニュアルを持ってきた。「Mac用はないのか」と聞いたら、英語版のしかもOS9版のマニュアルしかないという。
仕方ないので、ホテル近くのフリースポットからネットにつないでます。
大阪公演初日に泊まったホテルでは問題なかったので、油断してました。
今回急に別のホテルになったもので、ネットがつながらない事態を想定をしてなかったのです。
今回、こんなことが多いなあ。
油断大敵ということですか。
今、『蛮幽鬼』の大阪千秋楽に向かう新幹線の中です。
この連載はいつも水曜一杯に原稿をあげ、それを編集部に送ります。木曜日に校正をもらってチェックし返信して、木曜日中にサイトにアップするというのが通常の進行です。
僕か編集部どちらかの都合で、アップが多少遅れることがありますが、基本的にはそういうスケジュールで進んでいる。
今日は水曜日。夜は予定が入っているので、移動中の新幹線の中でこの原稿を書けばいいと思っていました。
移動時に使っているノートパソコンのバッテリーがフルに充電されていないことは、昨日の夜の荷造りの際に気づいていたのですが、前回新幹線に乗った時にグリーン車の座席に電源のコンセントがついていたので「まあ、大丈夫だろう」とそのままカバンに詰めてしまった。
そして、今、新幹線の中です。
残念ながら、座席にコンセントがない。
すっかりあてにしてたので、焦りました。
古いタイプの車両だからでしょうか。むしろ座席にある方が珍しいのかな。まあ、そんなことはどうでもいい。
油断しました。
こんなことなら夜のうちにちゃんと充電しとくんだった。
今は、このすでにバッテリー残量が半分を切っているパソコンで、どこまで原稿が書けるのか。
頑張れ、俺のAirMac。いや、頑張るのは俺か。ぼんやりしてる暇があるなら、キーボードを叩け。
と、いうわけで、気を取り直して本題です。
『蛮幽鬼』の公演もいよいよ大詰めです。
東京と大阪の大きな違いは、大阪には花道がないこと。
東京公演を行った新橋演舞場は、歌舞伎の公演に使われることもあり、下手側に花道がしっかり作られています。客席をつぶせば上手側にも花道を作ることができる。ダブル花道は、『アテルイ』という芝居の時に使わせてもらいました。市川染五郎丈演じる北の民族・蝦夷の長アテルイと堤真一氏演じる大和朝廷の征夷大将軍・坂上田村麻呂が両花道での名乗りのシーンは、新感線史上でも名シーンの一つに入るでしょう。
今回の大阪公演は梅田芸術劇場です。
普段は、東宝系のミュージカルなどがよくかかっている大劇場。こちらには花道がない。
なので、東京と大阪では出入りの演出を変えなければならない。
上下両脇の袖や客席通路を使って、うまくやりくりしていました。
客席通路を役者が駆け抜けていくので、臨場感は増します。役者が近くで見られるので嬉しいというファンもいるようです。
もう一つ、意外な効果をあげていたのが、盆の大きさの違い。回り舞台のことですね。
新橋演舞場より梅田芸術劇場の盆の方が若干小さい。
なので場面転換が、ちょっとだけ早いのです。
そのおかげで、東京と同じ段取りで芝居を進めていても、前のシーンの芝居が続いてるのに次の場面のセットが見えてくる。
フェイドイン、フェイドアウトのスピードが早くて、芝居の流れがより有機的につながってリズムがよくなったように見えるのです。
絵作りに長けたいのうえもその違いはよくわかっているようで、それを踏まえて、いくつか演出の変更もしていました。
回り舞台で去っていく時にあえて表情がわかるように東京の時と芝居の向きをかえたりして、前のシーンの芝居が観客の目に残るようにしながら、次のシーンのキャスト達が駆け込んでくる。余韻を残しながら次の場面に流れていくわけです。ちょっとした変更ですが、こういうのが効く。
舞台という限定空間の場合、感情の余韻が次の場面でも上乗せされてより強い感情のうねりになることがあります。この強い生の感情のうねりは、舞台、それもかなりうまくいったものでしか味わえないものです。
盆の大きさの違いで、印象がかなり変わるのは初めての体験でした。
これも舞台ならではの面白さだなあと、改めて思った次第です。
よかった。なんとかバッテリーが切れずに最後までたどりつきました。
(追記)
ホテルにチェックインして、この原稿をメールしようと思ったら、部屋のネットがつながらない。
フロントに問い合わせたら、ウインドウズ用のマニュアルを持ってきた。「Mac用はないのか」と聞いたら、英語版のしかもOS9版のマニュアルしかないという。
仕方ないので、ホテル近くのフリースポットからネットにつないでます。
大阪公演初日に泊まったホテルでは問題なかったので、油断してました。
今回急に別のホテルになったもので、ネットがつながらない事態を想定をしてなかったのです。
今回、こんなことが多いなあ。
油断大敵ということですか。

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