2009年04月12日

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「第二のダイアナ」の夭折

英国版「余命1ヶ月の花嫁」はおバカタレント

ジャーナリスト 多賀幹子(ロンドン)


◆おバカ発言で人気に

イギリスの人気テレビシリーズ「ビッグブラザー」。リアリティー番組と呼ばれ、12人ほどの男女が同じ屋根のもとで寝食をともにする様子が流される。視聴者の投票で不人気の人物が次々退出させられ、最後まで残った優勝者が賞金を獲得する。

ジェイド・グッディーさんは2002年、オーディションで選ばれてこの番組に出演したが、当初は人気がなかった。品のない大きな笑い声を遠慮なく響かせ、ストリップゲームでは酔った揚げ句ほとんど素裸になった。大衆紙サンは「イギリスで最も嫌われた女」とこき下ろし、視聴者は「豚を殺せ」と大書した過激なプラカードを掲げた。

それがいつからか、彼女の天真爛漫な迷言に、視聴者は聞き耳を立てるようになった。

「サダム・フセインはボクサー」

「ピスタチオは有名な画家」

そんなおバカ発言の連発。視聴者は、無学ぶりをさらけ出す"勇気"に圧倒され、それを愛するようにすらなったのだ。

◆がん末期の診断結果

グッディーさんはテレビで得た人気を背景に、香水、フィットネスDVD、自伝などを発表し、成功を収めた。しかし07年、インド人女優への人種差別発言で糾弾される。彼女は謝罪のためインドに出向き、インド版「ビッグブラザー」に出演した。その滞在中、ロンドンの医者から子宮頸がん末期との診断結果を知らされたのだった。 今年2月、化学療法で髪が抜け落ちたまま、恋人と教会で結婚式を挙げるーー。

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