2009年04月19日

体育会神話が崩れた

“就職難に強い”はずの学生にも異変

ライター 野村昌二


新調したばかりのリクルートスーツを着て、日本大学4年の下地研さんは精悍な顔を引き締めた。

スケート選手にとって春夏は体づくりに最も大切な時期。しかも下地さんは、12月頃予定されているカナダ・バンクーバー五輪(来年2月)の選考会にもチャレンジする。それでも、いまは就活が最優先だ。

「百年に一度の不況の時に就活だなんて。運が悪いけど、がんばるしかないです」

不況のあおりを受け、実業団も次々と休部・廃部となり、これまで実業団に進めたはずの選手も就活に走らなければいけなくなった。

体育会学生を対象にセミナーを開く、会社の担当者は言う。

「今年はセミナーに参加する学生は例年の2倍。対して、出展企業は半分に減った」

体育会学生が就職に強いと言われるのは、礼儀・挨拶がしっかりできる、会社に入っても上下関係に耐えられる、という理由からだったのだが......。


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