2009年05月17日

BtoB企業「儲けの秘密」

「誰も知らない」高収益会社社員の幸福感

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編集部 大重史朗、時津 剛(写真)


◆不況でも黒字確保の「BtoB」

国内シェア67%、世界市場でも24%を占める「寡占企業」が関西にある。

椿本チエイン。1917年創業のチェーン製造会社だ。

一言でチェーンといっても、その数は約2万種類。

自動車など製造業の不況は、工作機械メーカーや半導体メーカーからの受注減という形で影を落としたものの、2009年3月期決算は61億円の純利益と、黒字を確保した。

◆オリジナル部品を使い、外注はしない

なぜ不況に強いのか。チェーン事業部長の市川直さんは、「自前主義」を挙げる。ドライブチェーンを中心にオリジナル部品を使い、外注はしない。技術者は自社で養成し、人材確保に努めている。

「海外企業に外注すると、品質の低下や製造技術の流出が心配です。その点、わが社はオリジナル製品を貫いているので、いたずらに価格競争に巻き込まれずにすむのです」

◆不況時は「縦割り」就活

急激な景気悪化を受け、来年春入社の就活は厳しさを増している。全体に求人数が減るなかで、消費者として接することが多い「BtoC」企業ばかりを志望する学生が多いのも、一因ではないだろうか。就活中の大学生に「BtoB」企業を選択肢として勧めているのは、早稲田大キャリアセンターの西尾昌樹課長だ。

「たとえば自動車業界に興味があるなら、車体、バネ、ライトを作っている専門の部品会社を縦割りで探してみるといい。特定の分野ごとにトップ企業が見つかりやすいからです。不況の時代は、業界をまたいで横割りで人気企業に挑戦すると、うまくいかないことが多いのです」

では就職氷河期時代に、あえて「BtoB」企業に入社した先輩たちは、どんな選択をしたのか──。

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