2009年08月23日

ノーベル賞にまず一歩!

国際論文コンテストで日本人高校生2人受賞

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編集部 内村直之


◆2人入賞の快挙

研究テーマは、「水と物質の引き合う力」。

受賞したのは、東京都立忍岡高校の3年生川島千弦さん(17)と、この春に同小石川高校を卒業、今はドイツでチェンバロ作りを学んでいる高友康さん(18)。

その名も「ノーベル物理学賞への第一歩」(First Step To Nobel Prize in Physics)というこのコンテストは、ポーランド科学アカデミー物理学研究所が主催している。

今回は17回目で入賞は全部で6人。そのうち米国と並んで日本人が2人選ばれた。これまで、日本人は2004年に一人が入賞していた。

◆全く違うアプローチ

2人は最初から論文コンテストを目指していたわけではない。もともと、元小石川高教諭の上條隆志さんや忍岡高教諭の吉埜和雄さんら物理教師が集まった席で、

「樹はなんであんな高いところまで水を吸い上げられるのか」

が話題になっていた。

「水が樹を通る管にくっついて上がっているのでは?」「じゃあどのくらいの力なんだろう」「だれか調べてみないか?」

との呼びかけに、物理研究会に所属する2人が全く別々に食いついた。

「水ってすごい。いろいろなものが水に溶けるし、水の比熱はほかのものより大きい......私の好奇心は水といろいろな金属の間に働く力に向いていった」

実験の方法を工夫し、繊細な測定をした川島さんは、こう論文を書き始めているーー。

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