2009年11月21日

朝から晩まで「ご説明」

文科副大臣密着ルポ

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編集部 常井健一


時計の針が7時45分を指すと、ダークスーツに身を包んだ人々が次々と黒塗りの車に吸い込まれていく。

その中に中川正春文部科学副大臣(59・三重2区選出)もいた。秘書官とともに公用車に乗り込んだ。

助手席に乗った秘書官に後部座席から話しかけた。

「就任して3キロ太ったよ」

「朝一」の仕事は8時の文科省政策会議。副大臣が司会をし、政務三役が作った素案に与党議員から意見を募る。

出席した与党議員約20人を前に中川氏があいさつした。

「事業仕分けが始まる。新しい視点でもう一回予算を精査するということだが、政務三役としても真摯に対応したい」

その後、通常国会に提出を検討している法案を副大臣二人で説明。しかし、出席者の発言は事業仕分けに集中した。

予定ではこのあと事業仕分け会場視察だったが、「あまり時間が取れない」と午後に変更した。秘書官は各部局のヒアリングを入れるように指示を送る。

省に戻ると、11階の副大臣室に入る。 中川氏は一息つく間もなく、秘書官と向き合って資料の検討を始めた。外ではヒアリングに呼び出された局長ら4人が待ち構えていた。

11時には野田佳彦財務副大臣と面会の約束を入れていた。 野田氏を訪ねたのは「事業仕分けの結果に各省からモノを言う余地を残すよう提案するため」(中川氏)。

その後、事業仕分け会場へ。入り口でテレビカメラに囲まれた。コメントを求められたのは副大臣・政務官。政務三役がお飾りではないことがマスコミの扱いからもわかるーー。
 

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