2009年12月06日

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主張するゴスロリたち

理不尽にNO!

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ライター 野村昌二


◆過剰さは閉塞への反発

すっかり名所の東京・音羽の鳩山会館。入り口脇と2階に1枚の紙がはられている。

「この様な服装での館内撮影はお断りしております」

この様な、とはゴシック・ロリータの服装。いわゆるゴスロリだ。会館によれば、はり紙は数年前から。雑誌に「ゴスロリが映える」と紹介されたところ、その種の女性や三脚を担いだカメラマンが集まるようになった。

一般客の苦情もあって、「音羽」は立ち入り禁止になったのだが、筆者は5年ほど前、原宿・神宮橋の石畳に座り込んでいた彼女たちに今の関心を尋ねたことがある。

「神秘的でダークな世界」

「好きなバンドのことです」

世間は当時、病的で過激なそのイメージからゴスロリ=自殺願望と捉えるむきもあった。そして再び取材してみると、事情が変わってきているようだ。

黒のフリルのスカートをひらめかせ、四方美穂さん(21)はこう話す。「前原大臣は八ツ場ダム建設中止を決め公共事業の見直しを明言しています。だけど、すでに6割完成している施設はダムに限らず完成させてもいいと思う」

高2の時、友達が着ていたのを見てハマった。今も、休日はゴスロリ・ファッションに身を包む。彼女は政治に強い関心があり、同居の友達ともよく政治について話すという。

ゴスロリに興味を示すのは10代後半から20代前半が多い。学校を出ても正社員になれず、大不況をもろに感じている世代だ。彼女たちは過剰さを身にまとうことで、閉塞感に反発しているのかも知れない。

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