2010年02月21日

言葉を超えた芸術の虜

ボリショイ・バレエ唯一の日本人

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編集部 福井洋平


世界3大バレエ団のひとつといわれるロシアのボリショイ・バレエ団。200年以上の歴史を誇るこのバレエ団で、外国人初の第1ソリストとして活躍する日本人がいる。

岩田守弘さん、39歳。166センチとダンサーとしては小柄だが、ダイナミックな動きと演技力で舞台の上では小ささを感じさせない。

20年前、旧ソ連時代にバレエ留学生としてモスクワに渡った。

「ロシアバレエはドラマチックで、人間の心を動きで表現する。とにかく魅力的でした」

手足が短く頭の大きい日本人は、ただでさえダンサーとしてはハンディを背負っている。レッスンに行く前に練習し、レッスンが終わって帰宅してからも何度もターン(回転)の練習を繰り返した。

1991年に国立ロシア・バレエ団に入団し、93年には日本人で初めて「モスクワ国際バレエコンクール」で金賞を獲得した。ダンサーとしては安定した生活を手に入れた。だが、ボリショイ入団の夢がどうしてもあきらめられなかった。

当時のボリショイは外国人の入団を認めていなかったが、岩田さんはロシア・バレエ団をやめ、「研修生」としてボリショイに潜り込んだ。半年間チャンスを待ち、オーディションに合格。96年、外国人初のソリストとしてボリショイに入団したーー。

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