2010年06月06日

会社後寄る32歳受付嬢

ハプニングバー潜入記

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編集部 澤田晃宏


 水曜日の午後8時。都内の雑居ビルに入る目的の店を訪ねると、扉には「会員制」の文字。インターホンを鳴らすと、

「はい」

 と、短い店主の声がした。

「電話をした者です」

 返事と同時に、扉が開く。店主に案内され、靴を脱ぎ、カバンを物置棚に入れる。料金1万2千円に加え、入会金2千円を支払った。女性1人なら千円。カップルは2人で6千円。ドリンク代もすべて含まれ、これ以上の料金は発生しない。

 支払いを終えると、薄暗い店内に通された。5席のバースペースと補助いすが二つ、2人がけのソファが一つ。中にはすでに40代のカップルと、白いシフォンのフリルのついたシャツに、膝丈のベージュのスカートを穿いた若い女性が1人......。

 バースペースを囲むように、二つの小さな部屋がある。床には薄いタオルのようなものが敷かれ、店の最奥にはシャワールームがあった。店は「ハプニングバー」と言われる。

 先月末、大阪と東京で相次いで「ハプニングバー」(以下、ハプバー)が摘発され、それぞれ公然わいせつと、公然わいせつ幇助で客と経営者らが逮捕された。

 ハプバーはいわゆる性風俗店ではない。大半が飲食店として届け出ている。サービスをするプロの女性が店にいるわけではなく、性行為などを他人に見られたいなどの嗜好を持った人たちが集まり、「ハプニング」が生まれる──と言われるが、実態は意外と知られていない。そこで実際に足を運んでみたーー。

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