2010年06月13日

王女結婚で「共和制」へ?

「王制廃止論議」勢いづく北欧の雄

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ジャーナリスト ビヤネール多美子 (ストックホルム)


 ストックホルムから北へ200キロ、人口6千人の小都市オッケルボーは、今スウェーデンで最も有名な町になっている。

 この6月19日に挙式するヴィクトリア王女(32)の婚約者ダニエル・ヴェストリングさん(36)が育った町だからだ。王女を「ガールフレンド」と息子に紹介された時、地元の市役所勤めの父親も郵便局勤めの母親も、「何という人と」とひっくり返りそうになるぐらいびっくりしたそうだ。

 というのも、結婚にこぎつけるまでが大変だったからだ。王女がスポーツジムのトレーナーだったダニエルさんに出会ったのは8年前、結婚を願ったが、身分が違うと国王から許しがでなかった。その後、ダニエルさんの祖先が名門ヤール家であることがDNA鑑定でわかった、とかで昨年やっと許可が出て、議会の承認も受けた。この間、2人ともそれぞれの仕事をしながら交際を続けていた。

 しかし王女の結婚が、王室人気の下落傾向をおしとどめることにはなっていないーー。

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