2010年08月29日

円高で個人も海外投資へ

「草食系投信」インデックスファンドが注目

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編集部 山下 努


 日経平均株価は8月24日、1年4カ月ぶりに9千円を割り込んだ。相場が冷え込む中で、個人投資家の注目を集めるのがインデックスファンド取引だ。

「インデックス」とは株や債券の指数のこと。素人にもなじみ深いものでは、東京証券取引所一部に上場され、活発に取引されている代表的な225社の平均株価を日本経済新聞社が算出した「日経平均株価」がある。

 これらのインデックスに連動した値動きをめざす投資信託(投信)商品が「インデックスファンド」だ。例えば日経平均連動型のインデックスファンドなら、運用会社は原則として225社の全銘柄を購入し、ファンドの保有する株式全体の値動きが平均株価に連動するような商品に仕立てる。

 一般投資家はすべての銘柄を購入し、売買することは難しいが、インデックスファンドを購入すれば、全銘柄を小口で買ったのと同じような形になる。「情報を集めたり、勉強したり、考えたりするのがばかばかしくなった」というビギナー投資家にはぴったりかもしれない。
 
 個人投資家向けに投資教育を手がけるマネックス・ユニバーシティの内藤忍社長はいう。

「個人投資家がインデックス取引に集まってきた。最初は個別株の投資から始めますが、プロの投資家にはなかなか勝てない。プロも、市場全体に投資して平均点の成績を残すインデックスがいいと思い始めている」

 しかし、低迷から脱する気配のない日本株に嫌気がさした個人投資家たちは、円高を背景に、海外のインデックスに目をつけている。

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