2010年09月05日

小沢「洗脳」して勝つ

目論む「連立」「解散」

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政局取材班


 9月2日夜、東京・赤坂の寿司屋に民主党所属の新人議員約20人が集まった。

 日本医師会の原中勝征会長を囲む、というのが会の趣旨だった。原中氏は代表選で真っ先に「小沢氏支持」を表明した一人だったが、会合は、小沢氏支持を表明している議員以外にも、関東選出の議員を中心に広く呼びかけられた。出席者の半数は菅氏支持か、態度をまだ決めていない議員だ。

 開始から30分後、部屋の入り口に、予定にはないはずのゲストが立っていた。小沢一郎氏だ。

「小沢先生の勝利を願ってカンパーイ!」

 小沢氏に随行する形で小沢派の議員が乱入。場の雰囲気は一気に決起大会のようになった。

 30分ぐらいで小沢氏が中座すると、入れ替わるように平野博文・前官房長官が入る。山岡賢次・前国対委員長、中山義活・前首相補佐官、ついには鳩山由紀夫・前首相も駆けつけ、新人議員を囲んだ。

「たまたまですよ」

 小沢氏支持の議員は、重鎮による「新人包囲網」ができた理由を平静を装うように、こう話す。

 だが、現場にいた関係者は、こうも説く。

「席から立たせずに、洗脳するつもりだろう」

 元共同通信政治記者の後藤謙次氏は、他党との連立政権を小沢氏がめざしているとみる。

「『政治とカネ』問題で検察審査会が控えているから、それを打破すべく、参院自民党に手を突っ込んで、新たな連立政権をつくるということも考えられる」

 実際、小沢氏は9月2日の日本記者クラブであった公開討論会で、こう述べた。

「たとえばドイツだって、連立つくるのに2カ月か3カ月かかった」

「選挙後のことについて言うのは、非常に不謹慎だと僕はそういう信念をもっておりますので、もし仮に、当選させていただいた場合にはスカッと皆様に申し上げる」

 後藤氏は、こうも指摘するーー。

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