2012年02月05日

「満期預金」が「保険」に化ける

銀行窓販保険でトラブル続出

20120213_s_4.jpg
編集部 山下 努


 2011年末に三菱東京UFJ銀行でアフラックの終身保険「WAYS(ウェイズ)」に加入したパート主婦(47)。将来、保障内容を医療、年金、介護に変更できる保険だ=左の表。

「預金が満期になる少し前から、外回りの女性行員が自宅を訪ねてきたり、彼女から電話がかかってきたりしました」

 京王線沿線にある自宅近くの支店に行くと、女性行員はこの主婦を奥の応接室に案内した。顧客として大切にされているんだと思った。

「いまなら保険ですかね。WAYSはリスクが低く貯蓄性が高いんです。定められた期間が過ぎれば元本を下回ることはまずありません」

 と言われ、

「あなたは入ってるんですか?」

 と質問すると、

「もちろん私も入ってます」

 別の男性行員も加わって、

「うちの子どももWAYSに入ったんです」

「教育資金には、預金ではなく保険がいい」

 と営業された。引き出したくても引き出せないから、うっかり使ってしまうということがないという意味だ。行員はさらに、

「医療費に備えたい場合は、健康状態にかかわらず一生涯の医療保障コースに変更できます」

「退職後の生活にはゆとりがほしいですよね。保険料払込期間の満了後であれば何歳でも年金コースに変更できます」

 と言う。親身になってくれていると感じたし、

「解約払戻金は、経過年数に応じて増えます」

 という説明に、定期預金と同じだわ、と安心した。

「まとまった資金を活用して将来の準備をしたいお客様には、一括払いをお勧めしています」

 という言葉に従い、数百万円の定期預金は保険に姿を変えた――。

バックナンバー

アエラ最新号

2012年5月21日号

2012年5月21日号

最新号キーワード

民主崩壊 「火葬希望」は陛下最後の「革命」 「脱・不機嫌」で仕事力アップ 貧困日本の消えた子たち ツリー、タワー、富士山一望スポット20 「3・11」で小学生に携帯解禁派 格差社会の女子会「短命」事情 橋下ブレーン グリーが狙うコンプガチャ後の一手 窪田 良

2012年5月21日号
定価:380円(税込)
表紙:田中慎弥/作家

雑誌を購入

デジタル雑誌を購入

から検索
から検索