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『蛮幽鬼』の楽屋で・・・
劇団☆新感線公演『蛮幽鬼』も東京公演は終盤にさしかかっています。
今回、結構評判いいようで安心しました。
パンフレットなどにも書きましたが、この作品は、自分としては新しい一歩。それがどう受け止められるか不安な部分もあったのですが、いい役者に恵まれて、厚く肉付けされた芝居になったなあと感謝しています。
さて、しかし、僕は『薔薇とサムライ』です。
来年三月の新感線公演。これを書かなきゃいけない。いけないのはわかってるが、本番やってる劇場に顔も出さなきゃいけない。
いや、いけないことはないんですがね。やっぱり現場は楽しいものでつい。
新橋演舞場は、楽屋口に一番近い頭取部屋が制作のための部屋になっている。終演後はだいたいここで制作部のメンバーやプロデューサー、演出のいのうえ達とたむろしているわけです。
まあ、彼らは仕事があっているのだから、好きでいるのは僕くらいなのですが。
でもまあ、仕事らしきものをすることもある。
先日は、天海祐希(あまみゆうき)さんが『蛮幽鬼』を観に来てくれて、そのあと楽屋に顔を出してくれました。
キャストのみなさんに挨拶をし、『蛮幽鬼』の感想なども話されていたのですが、おのずと次回作の話になる。
前回出演してもらった『阿修羅城の瞳』は再演なので台本ありきでしたが、今回は新作。天海さんへの当て書きは初めてです。こちらもいろいろとアイディアが膨らんでいます。あーもしたい、こーもしたいとプランを話してると、だんだん不安になるのでしょうね。新感線は体力勝負の所がありますから。実際、今回の『蛮幽鬼』も後半立ち回りの連続で、上川さんや堺さんには相当酷なことを要求しているなあとも思います。そんな芝居を観たあとだとなおさら不安になっても仕方はない。もちろん天海さんにそこまでの立ち回りをお願いすることはないでしょうが、まあ、色々と考えていることはある。長い期間の公演だし、あまり負荷をかけすぎないように塩梅(あんばい)考えながら書きますよと言って安心してもらいました。
この日は、神田沙也加(かんださやか)さんも観に来ていて、初めて挨拶したり。彼女も『薔薇とサムライ』で初めて新感線に出演します。他の作品で、高田聖子とか橋本じゅんなどとは共演してしているのですが。僕は初対面でした。ほんの一言二言でも、素顔に触れるとイメージが掴めたりするので助かりました。
さて、引き上げようかと思っているところに、偶然森奈みはるさんも現れました。
『蛮幽鬼』では、クライマックスに流れる『一滴(ひとしずく)の愛』という歌を歌っていますし、次回の『薔薇サム』には久しぶりに出演してもらいます。
この日は芝居を観に来たわけじゃなく、遊びに立ち寄ったみたいです。
もう何本も一緒にやっているので準劇団員みたいな関係ですね。久しぶりでしたが、向こうも気安く話しかけてきます。
「かずきさん。あたし、頭のいい役がいい」というので、「わかった。じゃあ、いつも数学の式をペラペラ喋る役にしよう」と答えると「それは、いや」。
「じゃあ、常に四字熟語で喋る役だ」
「いや、それも・・・」
「じゃあ、頭がいいってのはどういうことなんだよ」
「それは・・・」と彼女もうまく答えられない。
「わかった。台詞が全部早口言葉になってるのはどうだ」
「それ、絶対いやあああ」と聖子の楽屋に逃げていきました。
早口言葉はすでに頭がいいとは何も関係ないですが。
まあ、こういう屈託のなさが森奈さんの魅力でもあるのですがね。
そんなこんなで『蛮幽鬼』の楽屋にいるのにすっかり気分は『薔薇とサムライ』モード。
「はやく帰って台本書きなさいという事よ」と制作のS女史に諭されて、とぼとぼと家路についたのでした。
今回、結構評判いいようで安心しました。
パンフレットなどにも書きましたが、この作品は、自分としては新しい一歩。それがどう受け止められるか不安な部分もあったのですが、いい役者に恵まれて、厚く肉付けされた芝居になったなあと感謝しています。
さて、しかし、僕は『薔薇とサムライ』です。
来年三月の新感線公演。これを書かなきゃいけない。いけないのはわかってるが、本番やってる劇場に顔も出さなきゃいけない。
いや、いけないことはないんですがね。やっぱり現場は楽しいものでつい。
新橋演舞場は、楽屋口に一番近い頭取部屋が制作のための部屋になっている。終演後はだいたいここで制作部のメンバーやプロデューサー、演出のいのうえ達とたむろしているわけです。
まあ、彼らは仕事があっているのだから、好きでいるのは僕くらいなのですが。
でもまあ、仕事らしきものをすることもある。
先日は、天海祐希(あまみゆうき)さんが『蛮幽鬼』を観に来てくれて、そのあと楽屋に顔を出してくれました。
キャストのみなさんに挨拶をし、『蛮幽鬼』の感想なども話されていたのですが、おのずと次回作の話になる。
前回出演してもらった『阿修羅城の瞳』は再演なので台本ありきでしたが、今回は新作。天海さんへの当て書きは初めてです。こちらもいろいろとアイディアが膨らんでいます。あーもしたい、こーもしたいとプランを話してると、だんだん不安になるのでしょうね。新感線は体力勝負の所がありますから。実際、今回の『蛮幽鬼』も後半立ち回りの連続で、上川さんや堺さんには相当酷なことを要求しているなあとも思います。そんな芝居を観たあとだとなおさら不安になっても仕方はない。もちろん天海さんにそこまでの立ち回りをお願いすることはないでしょうが、まあ、色々と考えていることはある。長い期間の公演だし、あまり負荷をかけすぎないように塩梅(あんばい)考えながら書きますよと言って安心してもらいました。
この日は、神田沙也加(かんださやか)さんも観に来ていて、初めて挨拶したり。彼女も『薔薇とサムライ』で初めて新感線に出演します。他の作品で、高田聖子とか橋本じゅんなどとは共演してしているのですが。僕は初対面でした。ほんの一言二言でも、素顔に触れるとイメージが掴めたりするので助かりました。
さて、引き上げようかと思っているところに、偶然森奈みはるさんも現れました。
『蛮幽鬼』では、クライマックスに流れる『一滴(ひとしずく)の愛』という歌を歌っていますし、次回の『薔薇サム』には久しぶりに出演してもらいます。
この日は芝居を観に来たわけじゃなく、遊びに立ち寄ったみたいです。
もう何本も一緒にやっているので準劇団員みたいな関係ですね。久しぶりでしたが、向こうも気安く話しかけてきます。
「かずきさん。あたし、頭のいい役がいい」というので、「わかった。じゃあ、いつも数学の式をペラペラ喋る役にしよう」と答えると「それは、いや」。
「じゃあ、常に四字熟語で喋る役だ」
「いや、それも・・・」
「じゃあ、頭がいいってのはどういうことなんだよ」
「それは・・・」と彼女もうまく答えられない。
「わかった。台詞が全部早口言葉になってるのはどうだ」
「それ、絶対いやあああ」と聖子の楽屋に逃げていきました。
早口言葉はすでに頭がいいとは何も関係ないですが。
まあ、こういう屈託のなさが森奈さんの魅力でもあるのですがね。
そんなこんなで『蛮幽鬼』の楽屋にいるのにすっかり気分は『薔薇とサムライ』モード。
「はやく帰って台本書きなさいという事よ」と制作のS女史に諭されて、とぼとぼと家路についたのでした。
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