押切もえ[日々、萌え。]

2010年07月23日

おかしくてくだらないけど明るくてサイコーな出来事!

 大人になったら、面白いことなんてきっとどんどん減っていっちゃうんだろうな、と小さい頃の私は思っていました。いつも難しい顔をして、毎日同じ方向を向いて歩いて...。そんな未来を一人想像しては、息苦しく、悲しくなったりしていました。

 ところが、実際に大人になって過ごしている毎日は、おかしくて、くだらない──でも明るくてサイコー!なことばかり。

 先日はこんなことがありました。先週お伝えした8月6日に発売するAERAムック『reborn』の取材で岐阜を訪ねたときのこと。

「A氏のアポが取れて、このまま大阪に行けたら最高なんだけどなあ」

 岐阜羽島駅からスタッフ5人で取材場所に向かうワンボックスカーの車内で、誰が口にしたのかわからない、こんなつぶやきからお話は始まります。

 A氏とは、『reborn』を作ると決めた時から、スタッフと私が対談を熱望していたスゴイ人物の一人で、以前から、大阪を活動の拠点とするA氏の広報の方にもオファーを出していたのですが、忙しいのか、まったく可否がわからない。それでもあきらめきれない私たちは、彼からの返事を待っていたのです。

 シアトルとナパバレーでガチンコ突撃ロケを敢行して、非常に強く、またゆるっとした絆ができている私たちは取材場所に向かう車中、「もしも話=ただの妄想」をエスカレートさせていきました。

 A氏に近い人を知っていた私に、編集部のK氏が「軽い感じで聞いてみてよ~」と言うので、期待に応えようと、思いきってそちらから連絡を取ってお願いをしました。すると、なんとA氏本人から「いいよ~」という好返答が!

 スタッフ全員の頭に「まさか、この後OK!?」という期待に満ちた問いが浮かびました。しかし、その後は一切連絡が取れなくなってしまいました。そりゃあ、そうですよ、急ですもの...。しかも、本人に急にOKをもらったところで、広報の人の予定や都合もあるだろうし...ね。

 結局、夕方の帰りの新幹線の時間になっても返事がありませんでしたが、全員一致で岐阜羽島駅内にある喫茶店で来るかもしれない連絡を待ちました。

 ところが、喫茶店「いこい」で私とマネージャー以外の3人は大ジョッキビールを2杯以上飲み、枝豆やソーセージをつまみながら酔っぱらっていき、まるで「新橋ですか?」状態に。

 おまけにそのうち、「A氏!なんで連絡くれないんだよぉ~」と嘆いたり、「そうだ!A氏にお好み焼きを焼いてもらおう!」などと、大物A氏に対して大変失礼なことを好き勝手に言い出す始末...。シラフの私はところどころ突っ込ませてもいただきましたが、そうなった頃にはみんな目がとろんとして、まったく耳に入れてくれない(笑)。

 暗くなって、やっぱり音沙汰がなかったので、あきらめて出直しますか、と「いこい」を出た時、誰かが「東京に帰りたくない~」と言うのが聞こえました。うーん、これが現代のジャパニーズビジネスマンの姿かしら...と感慨深い気持ちにもなったけれど、今はその時こっそり撮った動画を本人たちに見せながら、みんなで「ヒドイ姿!」と、おなかが痛くなるほど笑うのを楽しむ私です。

『reborn』 , AERAムック , 喫茶店「いこい」 , 押切もえ

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