2008年07月13日

「デキる男」は収入より貯金

筋トレと貯蓄の共通点

◆目標達成が快く習慣に

長野の名門企業に勤めるトシキさん(27)は昨年、外回りから内勤職場への不本意な異動を言い渡され、憂鬱な新生活が始まった。

久々に銀行の預金通帳に利用明細を記載したら、自分の暮らしが「砂上の楼閣」であることに気づかされた。

晴れない気持ちをなんとかしようと始めたジョギングとタイムセールと自炊。1週間で50キロ走り、食費は5000円でやりくりする。今では月収の3割が自然と手元に残る。かつてゼロだった貯蓄は2年で350万円になった。

最も素が出るお金のことは友人間でも話さないもの。トシキさんも貯金について話題にしたことはないが、そのこっそり感がたまらない。「親に内緒でロールプレイングゲームをしている感覚ですね。目標達成できるかどうかを楽しんでいるうちに、習慣になっていました」

◆預金通帳は履歴書

金融学習協会理事長の泉正人さんも、収入は増えたのにお金に不自由し続けた時期がある。たまらない原因は浪費癖にあった。預金残高が不規則な日常を如実に物語っていた。

泉さんは投資を始める前の基礎体力として、正しい金銭感覚の必要性を説く。

「収入や資産は学歴や職歴で決まらない。実は預金通帳というのは履歴書みたいなもんじゃないかと思うのです」

◆貯蓄力のある男に魅力

外資系コンサルティング会社に勤めるエツコさん(25)の周辺で最近話題なのは「お金を銀行に預ける男」。

同僚の男性社員には合コン三昧で、貯金ゼロの浪費家も少なくない。景気の悪化でいきなり収入が減っても贅沢病から抜け出せない姿を見ると、収入は少なくでも貯蓄力の高い男性のほうが実直で、安定感があるように見えてきた。


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