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母をまだ捨てられない
解けない呪縛に苦しむアラフォーの娘たち
◆離れたい一心で結婚
東京都在住のミサトさん(49)は、40歳前まで母をふりはらえなかった。
進路を決める高3の時、両親が勧めたのは、薬学部進学。自分におぶさるつもりなんだと気がつき、卒業まで勉強しなかった。母の希望で、しぶしぶ受けた名門女子大学のみに合格した。
母から離れたい一心で26歳で結婚。しかし結婚生活は4年で破綻。それを機に、実家とは音信を絶った。
その間も、母とのことを繰り返し自問した。
----母は勉強ができたから自分を可愛がっただけなのか。
答えはなかった。
◆呆けてくれて解放
絵本作家佐野洋子さん(70)は著書『シズコさん』で、2年前に93歳で亡くなった母との日々を、ユーモアを交えて淡々と綴った。
遊びに行くのも許されず、雑用をさせられた少女時代。頑張って合格したのに、「受けるだけって云ったでしょ」と突き放された中学受験。自分のイラストが採用されたデパートのポスターを喜んでもらおうと見せて、無視された社会人1年目。
でも捨てられなかった。
晩年、母は認知症になり、2人は「ごめんなさい」と言い合った。そこで初めて解き放たれた気がした。
〈母さん、呆けてくれて、ありがとう。神様、母さんを呆けさせてくれてありがとう〉
◆共に泣いてほしかった
東京近郊に住む主婦ナオコさん(41)は、母に捨てられた感覚を引きずってきた。
「ママはあたしを本当は愛してないんじゃないか」
母は、1歳の娘を姑に託して海外留学に行く夫を追った。
爪を伸ばして女優のように着飾った母は、セットした髪や顔に娘が触ることを許さなかった。
29歳で結婚した夫は、母性のようなおおらかさを持っていた。自分の家族がほしいと思った。
今年、初めて妊娠したが、3月に9週で流産した。病院に来た母は「元気出していこうよ」と場違いな明るさで励ました。
一緒に泣いてほしかったのに......。
◆自分の人生への後悔
40歳前後の女性たちの母は、戦前や戦中生まれだ。
自立できなかった。夫を愛せなかった。自分の人生への後悔が澱のように残っている。「だから、あなたが」と、娘の人生に自分を投影させる。逆に恵まれた時代に生きる娘に嫉妬する母もいる。
愛してくれているんだろう。でも、お母さん、お願いだからもう放っておいて。
アラフォーの娘たちが、心の中で悲鳴を上げている。
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2010年3月29日号
定価:380円 (税込み)
表紙:鈴木おさむ/放送作家

2010/03/20 03:40:07
ベリーダンス、始めました!
2010/03/19 15:00:00
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2010/03/19 05:50:02
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2010/03/18 20:42:19
原稿料、12000円相当。
2010/03/18 20:38:16
『薔薇とサムライ』いよいよ開幕!
2010/03/17 23:50:00
4/1: 勝間和代×鈴木おさむ 公開対談「デキる人・デキない人の考え方の違いを考えよう」
2010/03/17 23:36:06
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