2008年11月16日

早婚と大人婚どちらが得か?お金・出産・キャリアで考える

お金・出産・キャリアで考える

編集部 野村美絵


◆人生はプランニング

「負け犬」「一人で迎える老後」なんて、まっぴら。仕事ばっかりして、婚期を逃して焦るなんて。キャリア女性がフリーターの年下男にコロッといかされた、なんて話を聞くと、

「やっぱり女は早く結婚したほうがいい」とつくづく思う。そう語るミカさん(24)は、東京大学法学部の4年生。起業家の彼(37)とは同棲していた。なかなか結婚話を切り出してこなかった。「その気がないなら別れて」脅しが効いた。卒業前に、結婚が決まった。

結婚が決まったら、次はキャリアプランだ。「彼は転勤もないので、東京で仕事ができる。女性は地位や収入が恋愛にプラスにならないんだから、若くて時間のある学生時代に結婚相手を見つけておいたほうがいい」

◆男は30歳で女は28歳

一方、38歳で結婚した伊藤恵さん(39)はこう話す。

「一人でできることをやり尽くしたからこそ、今二人でいる幸せを感じられる」

27歳で転職した頃から仕事がおもしろくなった。私生活も充実。忙しさのなかで7年間交際した年下の彼とは別れたが、焦りはしなかった。36歳になって「今年ダメならあきらめよう」半年後、友人のホームパーティーで現在の夫と出会った。「早婚の友人の家に行くと、旦那さんは挨拶だけで引っ込んでしまう。でも、年を重ねてから結婚すると、カップルで行動することが多い。私も夫のおかげで人間関係が広がりました」

厚生労働省の人口動態調査によると、平均初婚年齢は年々上昇し、2007年は夫が30・1歳、妻が28・3歳。20代前半以前なら「早婚」、30代後半以降なら遅い結婚といえる。30代結婚が普通になった昨今だから、あえて"晩婚"ではなく"大人婚"と呼びたい。

◆コストだけなら「早婚」

早婚と大人婚はどちらが得なのか。

ファイナンシャル・プランナーの平野泰嗣さんは言う。

「独身だとつい趣味や楽しみにお金を使いがち。その点、早婚夫婦は早くから"教育資金""マンション購入"などの目標を持っているので、節約を身につけやすい」

コスト面だけ考えれば、早婚がベターのようだ。だが、人生はプラン通りに運ばない。

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