2009年03月22日

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マンションを買うなら秋

「デフレ物件」が市場に出回る

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編集部 土屋 亮、鈴木琢磨


◆「ユニクロ」物件の走り

大都市のマンション市場では豪華さを競う高額物件に代わって、低価格の「デフレ仕様マンション」が、主役に躍り出ようとしている。

住宅評論家の櫻井幸雄さん(55)は、こうした物件を「ユニクロマンション」と呼んでいる。「ユニクロ」の服のように、簡素なデザインで値段も安いが、一定水準の品質を保っているという意味合いを込めた。

「早ければ5月のゴールデンウイークあたりから、ぽつぽつ出始める」

今年の後半にかけ、『ユニクロ』がマンション市場でかなり目立つようになるでしょう」と櫻井さんは予言する。

◆「圧縮」「低仕様」に注意

櫻井さんは、こうしたデフレマンションの購入を勧めながらも一方で、

「一般論として、安いのにはそれなりの理由がある」

と、くぎもさす。

よくある値下げ手法は「圧縮」と「低仕様」の二つだという。

ファミリータイプの分譲マンションであれば、広さ70平方メートル以上が普通だが、60平方メートルそこそこに抑える。つまり、坪あたりの単価はあまり落とさず、物件全体の価格を抑える。これが圧縮だ。

低仕様とは、断熱材など、目に見えない部分がばっさり切られていることもありうるということだ。

「販売当初から割安な値段をつける『デフレマンション』が広く出回る時期は、今秋以降になる」

業界関係者の見方はおおかた一致している。

◆アウトレットまだ続く

そして、そのころになっても、当初価格が高いゆえに値引き販売される物件はまだ残っている可能性が高い。なぜ、最初の段階から販売価格を安くしないのか。

こうした物件の土地は、大都市で地価が急騰した06~07年ごろに仕入れたものであることが多い。これに鋼材など建設資材の高騰が重なった。そもそも高値で売らなければ採算がとれない高コスト物件なのだ。

しかし、それでは当然売れないから、販売会社は市況をにらみながら、ずるずる値引きしていくことになる。
 
ここに目をつけ、割高な物件を1棟まるごと、あるいはまとまった戸数で買い取り、 値引きして再販するビジネスが広がっている。こうして売られる物件は業界で「アウトレットマンション」と呼ばれる。

アウトレットモールで扱われる洋服や雑貨のように、新品なのに値引き販売されるからだーー。


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