2009年06月14日

ユニクロの女子力

洋服で新価値を創造する

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編集部 木村恵子 ライター 角田奈穂子 写真 高井正彦


◆一番いいのは終身雇用

柳井氏が最近のビジネス誌のインタビューで語ったこんな発言が、彼の企業観を表している。

「僕はこの会社を外資系企業みたいにしたくないんですよ。自己実現のための踏み石になるのは避けたい。一番いいのは終身雇用です」

転換点があった。2004年、フリースブームの反動による業績低迷から抜け出せないでいた。そのころ、女性店長が次々に辞めていた。店舗では土日もなく、毎日長時間労働が横行。結婚しても働き続ける女性の正社員は、全店舗の中で1人だけだった。

◆女性が活躍できる環境を整える

「女性活躍推進プロジェクト」が立ち上がった。女性店長が働き続けられるための、労働環境カイゼンでは、モデル店舗を設定、すべての仕事を洗い出し効率化した。店長も8時間労働を厳守、店長代理がカバーする仕組みを作った。

予想以上の効能があった。カイゼンは、女性だけでなく男性の働きやすさにも繋がった。次代の店長を担う人材が育ち、その後の出店攻勢を支えた。

現在、本部では週4日は午後7時に消灯する。残業するには人事に申請が必要だ。転勤を伴う人事に抵抗があるため契約社員にとどまっていた人は、「地域限定正社員」に転換できる制度も設けた。より安定的に働けるようになったという。

渋谷スペイン坂店店長の山城純さん(29)は、全国760店舗に約160人いる女性店長の一人だ。

「やるべき目標がはっきりしていて、評価されれば次のチャンスが与えられる。女性を意識することもないほど、完全実力主義が根付いていることが、ユニクロの最大の働きやすさです」----。

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