2009年07月05日

ボーナス激減

3割減、半減…で家計は婚活はどうなる

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編集部 大波 綾、土屋 亮、井上和典 写真 増渕洋太郎


◆経営ビジョン見えず、もどかしい

何時に出社してもOKの完全フレックス制だったソニーのとある研究・開発現場に、最近、お達しが出た。

「朝9時半に来るように!」

出社時間がそろわないと業務が効率よく運ばない、ということらしい。

「うちは自由な社風から自由な発想が出るのが強みだった。普通の土俵で戦うと、同業他社と比べてコスト構造が高いから不利なんです。普通の会社化すると、戦うのがますますつらくなるんですが......。このところ、どんどんソニーらしさがなくなってきますね」

と、係長相当の男性エンジニア(39)は苦笑いする。

2009年3月期決算で14年ぶりの営業赤字に転落したソニー。それを見越したように、昨年12月には、業績が悪化している液晶テレビやデジタルカメラなど主力の電機事業で09年度末までに世界で1万6000人以上の従業員を削減すると発表し、世間に衝撃を与えた。

男性エンジニアの今夏のボーナス(賞与)は、昨冬と比べて約33%減った。車を買おうと考えていたが、控えることにした。業績不振なので賞与が減るのは仕方ないと思うが、会社が攻めの姿勢に転じられないのがもどかしい。

◆最高は37歳180万円

日本経団連が6月25日に発表した東証一部上場、従業員500人以上の企業を対象にした夏季賞与・一時金の調査(第2回集計)によると、平均妥結額は前年同期比18・28%減の75万3348円で、調査を開始した1959年以来、最悪の減少率を記録した。そのうち電機は前年同期比20・33%減の66万7252円。空前の下落率になった。

働く人たちのキャリア形成や人脈構築を支援する「グローバルウェイ」(東京都港区)は、上場企業を中心に6000人以上の給与データや企業の口コミ情報を蓄積している。今回、アエラはグローバルウェイが運営するビジネス向けSNS「キャリコネ」と合同で夏の賞与に関するアンケートを実施した。

回答があった44人のうち、今夏の最高額は経済誌の給与ランキング特集でいつも上位に名前を連ねる精密機器会社の営業職(37)で180万円。それでも昨冬と比べると100万円減ったそうだ----。

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