2009年11月08日

婚活サイト男と女の最前線

結婚相手探しの主戦場

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編集部 大波 綾、田村栄治


◆ネット婚活、試しに登録

5年前、情報サービス会社勤務の女性(38)は、ふと思いたって、インターネットの結婚情報サービスに登録した。ITビジネスにかかわっていたので、「偵察」という"言い訳"もできた。

IT業界では恋愛や結婚のサイトは"優秀"なビジネスモデルだ。だが、いわゆる出会い系はトラブルも多い。個人のプライバシーを守りつつ、ウソのないプロフィルを開示する。ネットで「きれいな場」なんてできるの? 半信半疑だった。

入会時には、男女ともに身分証明書の提出が必須だった。プロフィルは80項目に及んだ。趣味や食べ物の嗜好など本人の人柄やライフスタイルを伝えるものだけでなく、「親との同居の可能性」など結婚観を細かく書き込まなくてはならない。記入に2時間かかった。なるほど、こうやって透明性を確保するのか。自分の個人情報を明かした不安より安心感が残った。

どんなシステムか知りたいという仕事上の下心もあり、あえて自分から専用メールでアプローチした。10通送ると、半分から返事がきた。公開したプロフィルを見た人からは数日で60通メールが届いた。メールのやりとりが始まると、仕事モードは薄れた。

1人は、メール10往復目で連絡先を教え合い、初デート。会ったら、プロフィルやメールで知ったとおりの人だった。入会して10日目でサイトを退会し、40日目には入籍した。いま第2子を妊娠中だ。

◆ネット婚活の落とし穴

婚活ブームが追い風となって、ネット婚活市場も活況だ。

だが、いくつもの条件を入力して最適な「候補」を簡単にスクリーンに呼び出せるネットは、婚活中の人ばかりでなく、結婚詐欺師にとっても便利なツールになっている。結婚詐欺の調査を手がけてきた青木ちなつ探偵事務所の調査員北村ひとみさんによると、結婚・恋愛サイトの普及に比例し、3、4年ほど前から被害が急増しているという----。

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