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産まないかもしれない私
出産礼賛時代の自己防衛
編集部 木村恵子 写真 篠塚ようこ
◆おめでた報告に動揺
こんなに動揺するとは思っていなかった。
外資系メーカーの技術職で働くミカさん(39)は、同じ年で米国本社に勤務する日本人女性から、1年ほど前、
「子どもができたのよね」
とあっけらかんと言われた。裏切られたような気分だった。
彼女は世界各地に出張をして会議でも積極的に発言し、自己アピールも熱心だった。深夜にもメールが返ってきて、いつ寝ているのだろうと思うほどだった。仕事や出世にしか興味がないと思っていたのに......。
勝手に「産まない同盟」かと思っていた。私もこれまで何となく産まなかったけど、別に産まない主義ではない。彼女と私の差は一体何なんだろう──。
ミカさん自身、「産まない」理由は見あたらない。
仕事だけをバリバリやりたいなんて、全然思っていない。最近は、不況の影響で、コストを削減して利幅を伸ばすことばかりを会社から要求される。ギスギスした職場環境から逃げ出したいくらいだ。
夫とも仲はいい。一緒に食事にも行くし、共通の趣味のジャズを楽しむ。だからと言って、夫婦二人だけの生活を満喫したいわけでもない。
●手放せない「正社員」
だが、振り返ると「産む」ことに踏み切る格別な理由もなかった。
29歳で結婚したが、別の外資系メーカーに転職したばかりで、出産なんて考えられなかった。その会社では1年で担当部署が解散。仕方なく就職したのは、古い体質の日本企業。女はアシスタント的に扱われる状況に耐えながら、転職の機会をうかがった。4年前に今の会社から声がかかった。日本では一度手放したら二度とつかめない「正社員」という立場を、細々と保ってきただけだと思う。
「確信的に産む理由も、産まない理由もない中で、なんとなく『仕事が忙しいし』と思うことで、結論を先延ばしにしてきただけなんです」
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2010年3月29日号
定価:380円 (税込み)
表紙:鈴木おさむ/放送作家

2010/03/20 03:40:07
ベリーダンス、始めました!
2010/03/19 15:00:00
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2010/03/19 05:50:02
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2010/03/18 20:42:19
原稿料、12000円相当。
2010/03/18 20:38:16
『薔薇とサムライ』いよいよ開幕!
2010/03/17 23:50:00
4/1: 勝間和代×鈴木おさむ 公開対談「デキる人・デキない人の考え方の違いを考えよう」
2010/03/17 23:36:06
ロダンのココロ句-44
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