2009年12月24日

世直し選挙に再び挑む「一千万教団」の実体

幸福の科学

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編集部 福田伸生 写真 今村拓馬


幸福の科学学園。そんな呼称の中高一貫校が2010年4月、栃木県北部に開かれる。宗教法人「幸福の科学」がつくる学校だ。

教団総本山のひとつ、那須精舎。広大な敷地の一角に、学園キャンパスが姿を現していた。バブル崩壊で破綻したゴルフ場を買い取り、クラブハウスごと宗教施設に転用した。

真新しい校舎の隣で、大川隆法記念講堂が異彩を放つ。ギリシャ神殿風の建築。内部に、教団の本尊「エル・カンターレ」像が置かれる予定だ。

顔は教祖の大川氏(53)に似せ、法衣をまとう大理石像になるという。生徒たちはその本尊の前で頭を垂れ、祈り、瞑想に励む。

「初期投資は66億円です」

学園理事長に就く泉聡彦氏(38)は言う。売り物は宗教教育と進学指導。幸福の科学の教義を生徒に学ばせる一方、東大や医学部に合格する学力を養成する計画だ。

09年夏、教育とは畑違いの分野で、泉氏は注目された。衆院選の東京10区で、幸福実現党から出馬する意思を表明したのだ。

大川氏の指示で、5月に急遽立ち上げた実現党。全国288の小選挙区で、教団幹部らを候補者として擁立。比例区でも大川氏はじめ49人が立った。

ところが、ふたを開けると、全員が落選。10億円以上の供託金を没収され、旋風にはほど遠い惨敗だった。

だが、幸福の科学が政界進出をあきらめる気配はないーー。

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