2010年01月17日

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思考見える化で勉強好きになる

広がる欧米発のマインドマップ

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編集部 澤田晃宏


◆ノート術としても活用

机の上には、筆箱が二つ。

昨年11月、埼玉県熊谷市にある中条中学校を訪れた。片方の筆箱には、色とりどりのペンや色鉛筆。教師の代島克信さんの手には、7色のチョーク。

「目的、目標を持って受験に臨めば結果も違う。客観的に自分を見つめてみましょう。中央からの枝は合格と不合格。あとは気付いた点を書いてください」

この日の授業は、高校受験を前にした中3の総合学習。代島さんの声に、生徒は思い思いの色ペンを取り出し、配られたまっさらなA3用紙に向かう。中央に高校の制服を着た自分を描く生徒もいれば、校舎の絵を描く生徒もいる。そこから合格と不合格、二つの枝が伸びる。

中央から放射線状に枝を伸ばし、考えや問いを書いていくこの手法は「マインドマップ」(以下MM)と呼ばれる。MMは英国の著述家、トニー・ブザンさんが編み出した図化表現技法。学力で注目されるフィンランドでも、国語の授業で「カルタ」と呼ばれ使われている。日本では2006年11月、ブザンさんの来日から広がった。

MMの教育現場への普及活動をするブザン教育協会によれば、ブザン公認インストラクターがいる学校は小学校から大学まで60校(09年8月現在)。導入校は増え続けている。

小林司朗理事長が効果をこう話す。

「中心に描くテーマから放射状に綴っていくことで、思考が・見える化・される。多面的な情報を1枚で見られるので、思考を整理しやすく、色や絵などを使うことで記憶する力も強まる。考える力をつける思考法です」
 
中条中では07年から全国で唯一、全クラスに導入。冒頭のような自己分析のための自己開発ツール、記憶や理解に有効なノート術として活用している----。

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