2010年01月24日

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神岡が捕らえる現実味

米でダークマター発見?

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編集部 内村直之


◆「見えないダークマター」発見の噂で大騒ぎ

昨年12月上旬、米国の素粒子物理関連ブログに、「業界はミネソタの実験施設で『ダークマター(暗黒物質)』が見つかったという噂で持ちきり」という書き込みが載った。それは存在はほぼ確実だが、未だ人類が見ることのできない謎の物質。米国内の科学雑誌や新聞が飛びついたのも無理からぬことだった。

注目の実験施設は鉄鉱山の地下700メートルにあるCDMS2。100から250グラムの純粋なシリコンやゲルマニウムの塊をほぼ絶対零度(摂氏マイナス273度)に冷やし、素粒子1個がそれにぶつかった時のかすかな振動と電気信号を検出、未知の素粒子を見つけ出そうという欧米の共同実験だ。

大騒ぎの端緒となった書き込みは、米国素粒子業界にいるとみられる人物が7日付で書いた「一流科学誌ネイチャーに論文が投稿されており18日に公表されるらしい」。それを、有名科学誌「ニューサイエンティスト」のブログも「本当なら大ニュース」と翌8日には詳細な紹介記事を書き、世界中の物理学者が色めき立った。

ダークマターの追跡は1933年、カリフォルニア工科大の天文学者ツヴィッキーが「かみのけ座銀河団」を研究中、光っている星の数百倍の「見えないダークマター」がないと銀河団の実際の動きが実現できないと突き止めたことから始まる----。

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