2010年02月07日

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"カツマー女"が民主にイラ立つ

香山リカが語る「ねじれた批判心理」

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編集部 小林明子


やはり民主党は「女性に弱い」のか。

ある民主党の男性議員は最近、国道沿いで街頭演説中に罵声を浴びせられた。

「小沢を辞めさせろ!」

見ると、怒鳴っているのは、おとなしそうな30代の女性。民主党はここまで嫌われるようになったのか、と恐怖さえ覚えた。

◆「命を守る」に嫌悪感

昨年8月の総選挙で朝日新聞社が実施した出口調査で、民主党は2005年の前回総選挙よりも女性票を伸ばした。30代女性は5割が支持。

しかし、鳩山首相や小沢一郎幹事長の政治資金問題や、数々の政策の迷走っぷりにそろそろ嫌気が差し始めている。

精神科医の香山リカさんは、女性たちがいまの民主党に感じている気持ちをこう解説する。

「政権交代直後に「朝まで生テレビ!」に出演したとき、民主党議員だけでなく、自民党議員や保守系の論客からも、話を聞いてもらえている、と実感しました。これこそ政権交代がもたらした風なのだと期待しました。

同時に、声を聞くことに孕むリスクも感じました。個別の声をすべて拾い上げていてよいのか、ということです。個別の声に反応し過ぎるために、混乱や迷いやブレが生じています。

鳩山首相は、従来の自民党のようなマッチョさ、男性的なところがない。「命を守る政治」なんて、女性議員がよく言ってきたようなことですよね。でも一部の女性たちは、そこに共感ではなく嫌悪感を示すのです。

そういう女性たちは、経済的で効率的で、白黒ハッキリしていたほうがいい。彼女たちにとって鳩山首相は、煮え切らない草食系男子なのです。

子ども手当や夫婦別姓が進まないことに不満を感じたり、自民党体質の小沢氏を嫌ったりする人たちは「素直な批判派」ですが、私はこうした「ねじれ批判派」のほうが気になります」

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