2010年02月14日

美人過ぎる水上スキーヤー

「恐怖心」を「快楽」に変える

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編集部 伊東武彦


世界大会の結果がスポーツ新聞にも載らないような競技で、世界に挑戦し続ける女子アスリートがいる。

廣澤沙綾さん(25)。全日本選手権3連覇中と、日本の女子水上スキーの第一人者だ。世界ランキングは、16位。3月5日から、豪州のメルボルンで行われるプロツアーに挑む。

◆「泳ぎながら飛ぶ」実現

父親は小児科、母親は眼科と開業医夫婦の長女。自宅は大田区田園調布で、近所には、石原慎太郎都知事も住む。学習院初等科時代は乗馬、バレエなどを習ったが、中学、高校は原宿、渋谷で遊ぶ「帰宅部」だった。高校卒業前、部活をやり遂げたクラスメートの充実した顔を見て、うらやましくなった。大学では体育会に入ろうと決心した。

「大学から始めても、1番になれるよ」

先輩からそう聞いたのが、学習院に体育会がある水上スキーだった。もともと泳ぐことも好きだし、一方で子どものころは鳥のように空を飛んでみたいとも思っていた。

優雅に見えた未知のスポーツはしかし、危険と隣り合わせだった。100キロ近い速度で滑り上がるジャンプは、死につながる重大事故も少なくない。

「でも、空中を飛んでいる間が気持ちいい。ジェットコースターを自分で操縦する感覚です」

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