2010年03月14日

早慶敬遠で明治が日本一

日東駒専は志願者増、関関同立は減少

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編集部 甲斐さやか、大波 綾


中盤に強豪・早稲田を逆転した明治が接戦を制して逃げ切った──。六大学野球にたとえるなら、こんな感じだろうか。

明治大の2010年度一般入試の志願者数が11万5700人で確定し、初めて日本一の座に就いた。前年度比で9464人増。1999年度入試から11年連続してトップだった早稲田大を185人上回り、学内はもとより、OB・OGは活気づいている。

志願者の内訳を見ると、個別試験では情報コミュニケーション学部を除き軒並み志願者が増えている。なかでも"看板"の商学部は昨年比で1972人増、国際日本学部は1143人増と好調に推移している。

志願者増の背景にあるのは、思い切った入試改革だ。06年度には8万4526人に落ち込んだ明治の志願者数は、共通の試験問題で全学部が併願できる「全学部統一入試」を導入した翌07年度、10万2451人とV字回復した。その後も順調に増加し、ピーク時の12万3465人に迫る勢いだ。地方会場で入試を行ったことも、新たな受験生の掘り起こしにつながった。

一方、早慶の志願者数はいずれも減少している。志願者を5651人減らした早稲田大は、センター利用入試の落ち込みが目立つ。特に商学部(同1132人減)、社会科学部(同1466人減)などで大幅に志願者を減らした。

「センター試験の平均点が低かったので、自己採点の結果、『受かりそうもない』と出願しなかった受験生はいたのかも。特に地方の国公立大と併願する層が敬遠したのかもしれません」(高田祥三入学センター長)

学内の複数学部併願はさほど減っておらず、独自試験を受ける「早稲田第一志望層」や、東京大、一橋大との併願組はさほど減っていないのでは、という。

志願者減といっても、まだ11万人以上を集めている。地方入試や全学部統一入試の導入は考えていない。

「入試の利便性を高めるより、奨学金の拡充や寮の整備など、入学後の学生支援に力を入れていきたいと思っています」

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