2010年04月18日

2千台のニセ爆弾探知機

やまない爆弾テロの元凶

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ジャパンプレス 山本美香


「あれはニセモノだ、まだ使っているよ」

イラク人運転手が腹立たしげに見つめる先には、警察官の姿。手にはいわくつきの小型爆発物探知機が握られている。国際的なスキャンダルとなっている代物だ。

米軍が都市部から完全撤退した昨年6月以降、バグダッドでは、8月、10月、12月、1月と立て続けに爆弾テロ事件が起き、400人以上が死亡した。今月に入っても、外国大使館の周辺や住宅街で自爆テロや爆発事件が相次ぎ、100人近くが死亡している。

マリキ現首相は、治安改善を国家の最重要課題に掲げ、治安要員を大幅に増員し、検問所も増やした。にもかかわらず、大量の爆薬を積んだ自動車が警戒網をすり抜けてしまう。

原因の一つと言われているのが、小型爆発物探知機、通称ソナーだ。探知機といっても拳銃のような形の先に銀色のアンテナがついているだけ。爆発物を発見するとアンテナが動く仕掛けだが、反応があっても空振りばかりだ。現地の人たちは、

「役立たずのオモチャだ」

「爆弾じゃなく、ガソリンや香水の刺激臭に反応している」

と呆れ顔だーー。

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