2010年04月25日

miffy Love, Love

クリエーターたちに愛される理由

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ライター 福光 恵


長い耳に「・」の目と「×」の口。これだけで、あの見慣れた顔があらわれる。そんな、授業中の落書きの友でもある「ミッフィー」またの名を「うさこちゃん」。この単純明快なフォルムで誕生55周年。さまざまな人気キャラがしのぎをけずるキャラ大国ニッポンでも、ずっと人気を保ってきた。

絵本がホームグラウンドとはいえ、ミッフィーが担っているのは、子どもやギャルたちの「かわいい〜」需要だけではない。きょとんとしたあの顔からは想像もつかないようなオーラが、アートやデザインの玄人たちをぐいぐい引き寄せていた。それも、サイクロン級の吸引力で。

たとえば、ミッフィー誕生55周年を記念して開かれる「ゴーゴー・ミッフィー展」。作者のブルーナの原画やスケッチなどとともに、今回は内外のクリエーターたちが作ったミッフィーへの「バースデー・カード」も紹介される。

そのラインアップがすごい。「はらぺこあおむし」で知られる絵本作家、エリック・カールから、イラストレーターの和田誠まで、大御所たちが愛情たっぷりにミッフィーを描いた。

「あれー? うさこちゃんはどこかなあ?」

ペタンコ座りで絵本を開く園児みたいな嬉しそうな顔で、ブルーナの絵本を開いて見せてくれたのは、ブックデザイナーの祖父江慎さん。ご本人のコドモキャラと、自由な発想の装丁作品で知られるブックデザイン界の巨匠だ。

ミッフィー愛も有名で、今回バースデー・カードを寄せたのはもちろん、展覧会図録やグッズなどのデザインも手がけた。この春には、福音館書店から出ている絵本の新装に当たって、ブックデザインを担当。原書や、これまでのブルーナ本を研究し尽くし、「ウサコズフォント」と呼ばれる、新しい書体も誕生させたーー。

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