2010年05月16日

水ダイエットの危険性

米国では水中毒で死亡例も

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編集部 野村昌二


朝起きると、1本。会社に着いて1本。昼食の前と後に、1本ずつ......。会社員のシホさん(34、仮名)は、500ミリリットルのミネラルウオーターを毎日8本近く飲んでいた。

身長165センチ、体重63キロのシホさんは、いいダイエット法があると聞けば必ずチャレンジしてきた。「水飲みダイエット」は、雑誌の特集で知った。水を飲むことで満腹感を高め食事の量を減らすことができ、基礎代謝が上がり、やせやすく太りにくい体を作ることができるとあった。

体重はすぐに1キロほど減り、「もっとやせたい」と飲む量が増えていった。だが1年ほどたつと体がむくみ始め、冷え性がひどくなり生理不順に。医者に「水中毒」と診断された。

水の研究を40年近く続けている人間総合科学大の藤田紘一郎教授は警鐘を鳴らす。

「水を限度以上に飲み続けると、細胞内に水が飽和状態で貯蓄され、血液中のナトリウムイオンの濃度が下がる。それに伴って生じるのが水中毒」

むくみにはじまり、冷えや軽度の疲労感。症状が進むと、嘔吐や痙攣の症状が現れ、さらに進行すると意識不明となって命を落とすこともあるというーー。

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