2010年06月27日

チゲより熱いドラマ大国の舞台裏─後編─

書くのも「女」、見るのも「女」

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編集部 小北清人 写真 Lim Dang


 韓国ドラマには、恋愛ストーリーが欠かせない。なぜか。

 ある意味、答えは簡単だ。

 ドラマの主な視聴者層が「女」だからだ。いま女性たちがどんな恋愛をしたいと空想しているか。その恋愛ファンタジーを提供するのが、視聴率上昇の早道と作り手は心得ている。

 社会的成功という意味では女性は男性に比べ不利。だからドラマでは活動的で魅力的な女性を彼女たちの「あこがれのヒロイン」として登場させる。泣かずにいられない悲しい運命の女性を登場させるのも、視聴者の感情を揺さぶる狙いでは同じだ。

 韓国のドラマ作家も大半が女性。韓国放送作家協会によると、ドラマ作家は350〜400人、その約9割が女性という。作品が放送される「現役」は50人程度という厳しい世界だ。

 なぜ女性作家が圧倒的なのか。恋愛ファンタジーを巧みに書けるのは、やはり女性作家だから? 必ずしもそうではあるまい。むしろ社会環境が大きいのだーー。

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