2010年07月12日

進次郎と蓮舫の争い

人気を優先にした宰相選びが続くのか

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編集部 常井健一


 選挙中盤の7月2日、自民党の小泉進次郎は阿波踊りで有名な徳島市に降り立った。接戦を繰り広げる1人区に応援弁士としてドサ回りする初日だった。

「徳島に着いた瞬間に爆笑しましたよ。機内アナウンスから『阿波おどり空港』。いいネーミング」

「ほどほどの努力でほどほどの幸せ。あえて言いたい。ホントにそれでいいんですか」

 歯切れのいいフレーズと、機転の利いた言葉が次々に繰り出される。

 まるでお祭りのよう。ふだんは閑散としている公園に開始30分前から人垣ができた。午前11時の炎天下に集まった6割が女性。ベビーカーが目立った。

 聴衆の手元を見ると、人さし指を立ててポーズをきめた進次郎のチラシを握り締めている。選挙カーの上で進次郎を迎えた候補者のチラシを持つ人はほとんどいなかった。

 演説会が終わると、候補者は女性ファンにもみくちゃにされる進次郎を笑顔で見送り、会場を後にする聴衆の背中に大きく手を振った。

 小泉純一郎の次男である進次郎は、昨夏の衆院選で当選したばかりの1年生議員にもかかわらず、選挙の「顔」として遊説局長代理に起用された。まだ29歳だというのに親の七光りの域をすでに超え、民主党の議員たちも一目置く存在だ。

 国会の委員会質問で進次郎から追及されたことのある政務三役の一人は、

「質問を聞いててほれぼれした」

 民主の人気者、蓮舫の場合、大嫌いという人がいるように好き嫌いが比較的はっきりしている。それに対し、進次郎の場合、うさん臭げに感じる人もいるだろうが、年齢、性別に関係なく幅広い層で人気を集めているーー。

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