2010年07月16日

就職力バツグン 伝統大の新学部

時代の変化についていけるのはどこか

20100726_s_3.jpg
ライター 山内太地


【東京大学】
経済学部金融学科
実践科目の充実で1期生は全員内定

 設置は2007年4月。現在の4年生が1期生だ。

 大学院経済学研究科金融システム専攻の小林孝雄教授は「私のゼミはもう全員内定している」と胸を張る。内定先は、日本銀行、住友商事、JICAのほか、金融分野に進出している商社や外資系金融機関など。ほとんどが金融関係だ。

 東大の教育はこれまで、研究重視で官僚の養成を目指したが、金融学科はビジネスの現場で力を発揮できる人材の育成を目指す。授業も実践的。「計量経済学」「ゲーム理論」「金融政策」といった従来型の科目だけでなく、「デリバティブ」「金融データと金融モデル分析」「債券分析(債券ポートフォリオ分析)」「実証ファイナンスと金融エコノメトリクス」などが開設されている。

 外国人教員を増やして英語にも力を入れ、企業による寄付講座も設けた。現在は、みずほフィナンシャルグループが「金融機関のリスクマネージメント」を、農林中央金庫が「証券投資:理論と実践」を開設中だ。

 もちろん、理論研究を軽視するわけではない。企業に入ると理論研究はしにくくなるから、小林教授のゼミではこれをおろそかにせず、「足腰を鍛えておく」ことにも力を入れているーー。

バックナンバー

アエラ最新号

2012年2月13日号

2012年2月13日号

最新号キーワード

食の信念が揺らぐ 銀行窓販保険の魅力と危険 早慶女子「一般職がいい」 女心の複雑 「脱東電」で電気代26%節約 「驚異の儲け」グリーよ どこへ行く 絢香インタビュー 荻原博子の石巻ルポ 今年の花粉症 AKB48「恋愛で脱退」のルールと戦略 

2012年2月13日号
定価:380円(税込)
表紙:松田翔太/俳優

雑誌を購入

デジタル雑誌を購入

から検索
から検索