2010年08月01日

女子大学生の「性」と「男子」

「草食」と「AV」のはざまで

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編集部 澤田晃宏 イラスト 本田佳世


 二十歳までに処女を捨てたい。

 入学当初、青山学院大学3年の女子学生(21)は焦りを感じていた。中高一貫の女子校時代、恋愛やセックスとは無縁だったが、二十歳で未経験は遅れている──そう思っていた。

 実際、「青少年の性行動全国調査」によれば、女子大学生の61.1%はセックスを経験している。

 彼女は大学入学後、バイト先の学習塾で初めての彼氏と知り合った。バイト仲間で車の免許の合宿教習に参加した。昼間は講習を受け、夜は宿泊先の彼の部屋で過ごした。お互い、好意があることは薄々感じていたが、彼は何もしてこない。典型的な草食タイプだ。

 合宿7日目、眉間にしわを寄せ、何か言おうとしている彼の背中をドンドン叩いた。

「何が言いたいの?」

 彼女も彼も実家暮らし。二十歳まで残り半年。何とか合宿中に体験したい。そう思った。

「好きだから、つき合って」

 何とか彼から言葉を引き出しベッドになだれ込んだが、お互いコンドームを持っておらず、その日は断念。翌日深夜1時頃、一緒に寝ようとすると、彼が無言で立ち上がった。トイレに入り、待つこと5分。

「夜中に大便かよ!」

 彼女はそう思ったが、彼はTシャツ一枚で出てきた。勃起した性器にコンドームが被せられている。キスさえせず、迫ってきた。当然、うまくいかない。結局彼は、自分の手で果てた。

 合宿後もデートを続けたが、一向に誘ってこない。しびれをきらし、ホテルに誘った。

「えっ、行くの?」

 彼は驚いた様子だった。二十歳を前に、彼女は何とか初体験を終わらせた。

 今回、15人の女子学生に話を聞いた。二十歳前後の健康な女性として、セックスに興味を持つのは自然なことだ。しかし、そこには様々な壁が立ちはだかっていた。一つは、「草食男子」という壁だーー。

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