2010年08月15日

生きるように働くために

ロスジェネ世代のための求人サイト

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ライター 中原一歩


「いきなり地域活性化コーディネーター」「魅惑の海の家オーナー」「トカラ列島の管理人」「小豆島の島宿で働く」「東京で油田開発?」

 こんなちょっと"非現実的"、でも、生き方を探す人には魅力的な仕事ばかりを集めた求人サイトが「東京仕事百貨」。全国の企業やNPO、地方自治体のユニークな仕事と求人情報を紹介している。ユーザーの多くは仕事と生き方の狭間で揺れるロスジェネ世代だ。

 サイトを運営する株式会社「シゴトヒト」の社長・中村健太(31)も、同世代でもあるロスジェネの仕事観には共通項があると分析する。

「働く前からリスクヘッジをするんです。給与とか社会保障、勤務地とか。それはわかるのですが、その上『やりがい』や『仕事の意味』までも担保しようとする。仕事はやってみないとわからないじゃないですか」

 既存の求人サイトと異なり、誰にでもできる作業や単純労働は掲載しない。クライアントの仕事現場を中村自ら訪問し取材。仕事の厳しさをやり甲斐以上に強調することもある。仕事の本当の姿を伝えることが、人材とのマッチングにつながるからだ。

「1回の告知で100人の応募がくる仕事は扱いません。誰にとっても憧れの仕事は憧れでしかない場合が多いから。究極は1人の応募で1人採用。クライアントも就職希望者も『志』を問われるのです」

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