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チャン・グンソク 2人の自分が闘って、いまの僕があるんです
「フィーバー」の内実、そして新たな目標──
ライター 酒井美絵子 写真 篠塚ようこ
「日本語でいいよ」
開口一番、そう言ったチャン・グンソク。急遽、日本語で行うことになったインタビューでは、ナチュラルな発音で、どんな質問にもスラスラと答えた。
韓国語で考えて日本語に変換しているのではなく、最初から日本語で考えているのだろう。急速に上達したワケを聞くと、
「日本人の彼女のおかげかな」 といきなりの大胆発言。こちらが返す言葉に困っていると、
「ウナギ(彼の好物にちなんだファンの愛称)ですよ、ウナギ。僕のウナギに直接愛を語るために、頑張っているんです」
発言の半分はタメ口。それが、飛ぶ鳥を落とす勢いのトップスターとの距離を、グッと縮めてくれた。
2011年を、チャン・グンソクは「芸歴19年目にして最も忙しい一年だった」という。日本でも、その活躍は光っていた。4月にCDデビューを果たすとオリコン週間ランキングで1位。11月に東京ドームで行われた単独公演は4万5千席が即完売。CM契約は日本だけで5社にのぼった。
「去年は、想像してきたチャン・グンソク像に最も近づいた年であり、夢が現実になった年。1カ月に2日休めればラッキーってくらい忙しかったのですが、充実感はハンパなかった。一番の思い出は東京ドーム公演。中学生のころからの夢だったので、実現できて嬉しかったです。夢が叶うと方向性を見失う人も多いですが、次の目標はもう定めています。だって僕はチャン・グンソクだもん。まだ秘密ですが、今年中にはお話しできると思います」
葛藤もあったという。
「日本で愛されているからといって、浮かれたりうぬぼれたりしたらダメなんです。20代の成功ほど、もろいものはないですから。ただ、頭ではわかっていても『オレってイケてるし、もうこのくらいでいいんじゃない?』といううぬぼれ屋の自分が出てくることもあって。そうすると、そんな自分を鼓舞するもう一人の自分がいるんです。『もっと頑張れるだろう? もっと上を目指さなきゃ』って。僕の中で2人のチャン・グンソクが激しく闘った一年でした」
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