久しぶりの更新です。長期の里帰りから帰ってきました。
ジジとババに囲まれた実家でのゆったりとした育児から、再び日中は母子二人だけの格闘生活が始まりました。

そんな毎日で意識するのが「効率」です。
以前にワーキングマザーに取材させてもらったとき、「働くママはとにかく時間がないから生活が効率的になる。それが働く上でもプラス」という声をよく聞きました。
まだ出産前だった私は、心の奥では「子どもがいなくても仕事をする上では効率を考えるのだから一緒じゃないの」と思っていました。
しかし、出産してみて実感。ママの効率主義はハンパないです！

例えば、トマトソースを鍋いっぱいつくり、ご飯にかけ、パスタにかけ、パンにつけ、一つの料理で何食もカバーします。
部屋から部屋へ移動する時には、常に持ち運べるものを意識し、洗濯物やゴミ集めの時間を短縮。
細かなことで言えば、常に水を大きめのコップに入れて冷蔵庫に常備。いちいち飲むたびにコップに注ぐ数秒の時間を節約するためです。

さらに、出産して意識するようになったのが、「８割でも仕上げていく」ということです。
例えば、赤ちゃんの爪切り。眠った束の間を利用してハサミで切るしかないのですが、丁寧に１００％キレイにカットしていたら、途中で起きてしまい結局全部の爪を切れなくなる可能性が大。
だから、まずはとりあえず不格好でもいいからあらかたカット。８割くらいのデキでも全部を網羅し、まだ時間があるようなら丁寧さを追及するというやり方にシフトしました。

掃除をする時も、まずは汚れや散らかりが目立つ場所をざっとやってから隅々に移る（たいがい隅々には移れませんが。。。）。
洗濯物を干す時も、まずはバスタオルやシーツといった、乾くのに時間がかかる大物を干してしまってから、小物に移る。（途中で赤ちゃんが泣き出して干すのを途中で断念することになっても、大物は干されているというわけです）

振り返ると、出産するまで「基本的に１００％自分の時間」だった時には「８割効率主義」は全く考えませんでした。
例えば原稿を書いていても、うまく書けない箇所があるとそこで立ち止まって気の済むまで考える。時間配分には無頓着でも、徹夜してでもどうにかなると思っていました。でも、子どもがいると、いつぐずるか、いつ熱を出すか、予測不能。
だからいつでもやっていることを手放せるように、早めに８割は網羅しておく、というのが身につきました。
今後仕事にも生かせそうです。

というわけで、「効率」は育児の大事なポイントですが、効率を追及するあまり、抱っこしながら窓の開け閉めをしたり、レンジでチンしたり、少しでも家事をやろうとしていたところ、今にも寝てくれそうだった娘が起きてしまい、大泣き。
また一から寝かしつけをしなければならないという憂き目にあいました。育児には「非効率」も必要かもしれません。

写真：娘は生後３カ月。最近はよだれがダラダラ出るようになり、スタイが大活躍！